私の作ったドキュメンタリー映画、シャクティの上映会

シスター・チャンドラと出会い、シャクティの踊り手たちを追いかけ始めなければ、私は一生に一度もドキュメンタリー映画を撮ることはなかった。そう言ったらシスターは「God’s Will」(神の御遺志です)と笑って答えた。
インドという国の圧倒的な存在感と風景、そして静けさは、私に様々なことを教えてくれた。いまでも、教え続けている。日本で、保育や教育の問題、子育ての意味について考え書き、0歳児の役割について講演している時に、私は時々原点に還るようにシャクティの風景を思いだす。人間が長年共有してきた次元や意識がその中にある。
そして、繰り返し考える。「人間はなぜ踊るのか」。

 

 

一つ一つの講演会が、出会です。

武蔵野市立0123はらっぱ は、30年以上前、まだ多くの子どもが幼稚園に行っていた頃、親子で一緒に遊びに来る施設として作られました。いい施設で、最後の砦のようですね。未就園児の親子のためにつくられ、その活動がまだ続いています。ここで踏ん張って、0123歳は、親子の時間をしっかり取り戻していく方向に、向かって欲しいです。
サイン会の時、私の指を掴んで離さない子がいました。おじさん、頑張るよ、と心の中で言いました。

#保育 #子育て #母子分離 #松居和 #ママがいい #こども家庭庁

「ホームスクーリング」という道筋

松居和チャンネル 第104回 (テーマは)「ホームスクーリング」という道筋。副題が: 学校教育を選ばなかった母親の手記。

ホームスクーリングで、13歳の息子を自分で育てている母親から手紙が来ました。幼稚園にも、保育園にも行かせなかった、というのです。

私は、義務教育と福祉の普及によって起こる「子育て」に関する意識の変化、その危険性について、四十年間言い続けてきました。

その人類未体験の母子分離の「流れ」に抗うように、「ママがいい!」を読んだ母親から、「手記」が届いたのです。

その決意は、先進国が「人間性」を取り戻す、出発点のような気がしました。子どもたちの、「ママがいい!」という叫びに耳を傾ける、最後のチャンスかもしれない。

ホームスクーリング。

子どもを学校に行かせず、親が、教え、育てる。

アメリカでは、半世紀前から始まっていますが、宗教的理由が主でした。義務教育で教える「ダーウィンの進化論」が、聖書の説く「アダムとイブ」と矛盾するからです。それが今では、「学校が、安全ではない」、「他の家庭の『家庭観』に影響されたくない」という理由で、70人に一人がホームスクーリングになっています。

(自治体が、ホームスクールコーディネーターを用意し、援助もする。松居和チャンネル第91回を参考にして下さい。)

日本でいま、増えていく不登校児をどうするのか、という問題が、完全に後手に回っています。児童館、学童、放課後デイなど、学校を補完する仕組みは様々にあるのですが、どれも人材不足。加えて、それで儲けようとする「業者」たちの欲によって、質の部分が骨抜きにされている。それが、「学校」をさらに追い詰めている。

出版社に来た手紙には、

「ママがいい! 」(~母子分離に拍車をかける保育政策のゆくえ)を紹介させていただいたことを事後報告となり、申し訳ありませんがお伝えさせていただくと同時に、著者の松居和様に、心からのありがとうの気持ちを、お伝えできたらと思っております。

とありました。

そして、「手記」の中にも、こう書いてありました。

(本) 「ママがいい!」

「今でも、深く問題提起を投げられている本

読む人の立場によって、さまざまな受け取りがあると思うけど、私が保育園で働いていた時に感じていたことが言語化されていて、あらためて当時の経験をふりかえる機会となった。

そして自分の子育て、保育園、幼稚園を、本能的に選ばなかったことも、腑に落ちた。」

夫との話し合いで、夫婦で納得しての決断だったこと、が手記には書いてあります。

幼稚園、保育園から、中学校まで、学校を拒否した娘と、孫の成長する姿に、おばあちゃんが、納得したことが大きかったと思います。おじいちゃんは、まだ納得していないようです。

嬉しいのは、教育委員会が、協力的だったこと。

教育委員会は、今の学校の状況に、自信を失っているのでしょう。自分で育てる、と決意した母親の姿が、眩しく、将来の道筋を考えた時に、心強く思ったのかも知れません。

「子守唄」が、どこかで鳴り続けている

 

 

「子守唄」が、どこかで鳴り続けている。そんな社会に戻していきたい。幼児たちと過ごした「時間」、それが記憶の中に仕舞われていることが、可能性を広げていく。
保育現場でも、保育士と園長と保護者の間に「信頼関係」があることによって、子どもたちの「可能性」が無限になってくる。

しかも、生きている間に、後ろにどういう「音楽」が流れているかによって、人生は、無限の可能性を持ってくる。    関連動画:松居和チャンネル 第17回 テーマ:神話の再生と音楽 QRコードからぜひ、ご覧ください。#松居和 #ママがいい

 

「生命の暗号」

筑波大名誉教授の分子生物学者、村上和雄氏が書いた「生命の暗号」に、遺伝子がたくさんオンになるほど良い研究が出来る、感性が磨かれる、と書いてあります。そして、遺伝子をなるべくオンにするには、感謝すること、Give&Giveの気持ちで生きること、その典型が乳児を育てる母親、と書いてあるのを読んで感動したことがあります。

わかりやすい、真実は、とってもわかりやすい。

012歳の母子分離を正当化しようとする経済学者、その施設を増やせば「子育て支援」なのだ、と言う政治家たち、三歳未満児保育は「発達」にいい、という保育学者たちは、児童虐待過去最多、不登校児過去最多、をどう説明するのか。明らかに、人間としての遺伝子がオンになってこない状況を、「福祉」や「保育サービス」などで作り出してしまったのです。「利他の文化」で進んできたこの国の美しさを壊すのは、いい加減にやめて欲しい。

#生命の暗号 #村上和雄 #母子分離 #松居和 #ママがいい #保育

保育学者や政治家よりも、A.I.の方が「真っ当」 です

松居和チャンネル 第103回

(テーマは) 教員採用試験で、合格者の7割が辞退

副題が: 保育学者や政治家よりも、A.I.の方が「真っ当」

です。

去年、高知県で「小学校教諭として合格した280人のうち、7割超の204人が辞退するという事態が発生」という新聞記事がありました。「子育て」に関わる「仕組み」全体の崩壊を示唆しているような気がしてならない。

記事は、待遇の問題、働き方の問題を、その理由として挙げていたのですが、これは、そういう数字ではない。

「常識」や「責任感」の崩壊、他人の気持ちを理解できない、という「愛着障害」から来るコミュニケーション能力の「衰退現象」が高学歴者に広がっている。

「仕組み」に育てられた人間たちが、「心」を失っていく。

0歳児を「躊躇なく」保育園に預ける親たちの増加が、その典型です。

「教師を志望し、合格した人」は選ばれた人、「学力」も含めて、ある種の決断をした人、のはず。

半年で辞めてしまう、3ヶ月で辞めてしまう、「新卒」も含め、教員採用の不安定さは、全国に広がっています。文科省が、教師は、資格なしでも出来ます、と宣伝しても、成り手がいない。倍率が出ない。

3.4の倍率がないと、教師の質は保てない、という神話が、教育委員会にはあったのです。

今、小学校教諭採用の倍率は東京都が1.1、先日行った佐賀県は、0.9。問題のある人を、排除できない、と同時に、「合格者」の7割が、辞退する。

副題にしたのですが、

A.I.に、三歳未満児保育について訊いてみると、

「3歳未満児保育が子どもの発達に与える影響は、保育施設の質や家庭環境との組み合わせ、子どもの個性などにより異なります。」と答えが返ってくる。

その通り。

あくまでも、人間対人間の組み合わせ、一律、いいとか、悪い、とか言えることではありません。

集団保育や、幼児期の母子分離を肯定し、正当化しようとする保育学者を一蹴するように、まず、A.I.は、それを指摘する。

続けて、

「したがって「早期保育が良い・悪い」という二項対立ではなく、できるだけ質の高い保育環境と家庭での温かい関わりの両面を、バランスよく保障することが大切とされています。」

A.I.は、本当に、真っ当なことを言う。保育や「子育て」に関わる施策や判断は、全部、任せた方がいい。

欧米社会の家庭崩壊、義務教育の崩壊は、すでに情報として知っている。

そこに、論語とかコーラン、聖書や仏教の経典も情報として、加わっている。世界中の図書館でデジタル化された情報が、全て入っていると言うのですから、すごい。

研究データに限らず、小説や詩人たちの感性、思想家や哲学者の考察、もちろん私が強い影響を受けた児童文学も、当然入っているのです。

「長靴下のピッピ」、ローラ・インガルス・ワイルダーの「大草原の小さな家」シリーズも、入っている。

その結果、A.I.は、すでに「学問」を見捨てている。

「もし保育を選択する場合には、施設の見学やスタッフとのコミュニケーションを通じて」と書いてありますが、毎日、11時間預けられ、パートで繋いでもいいと政府が決めたら、保育士は二度替わる。どの保育士を見学するのか、という問題になってくる。

日本政府の規制緩和が、情報として、A.I.の中に入っていれば……、施設の雰囲気で判断できる状況では、すでにない。

「施設の見学やスタッフとのコミュニケーション」、A.I.が勧める条件を満たすとしたら、「一日保育士体験」しかないと思います。とにかく、それだけでも、やっていかないと、これ以上誤魔化せない「仕組み」になっている。

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こんな手紙が来たのです

松居和チャンネル 第102回

(テーマ) 地方議員が動いてくれる、大切さ。

副題: 嬉しい手紙

こんな手紙が来たのです。軽井沢町の町議会議員からです。

「今日は議員としてではなく、四人の子を育てる一人の父として、そして先生のおかげで、人生の向きが変わった者として、どうしてもお伝えしたい思いがあり、筆をとりました。

妻がずっと伝え続けてくれた“0~2歳の意味”を、私は理解できていませんでした。」

(中略)

「約3ヶ月前に配信された先生の党員向け講演を拝見し、私は人生を揺さぶられました。動画を見終えた直後、しばらく動けませんでした。涙が出るというよりも、体の奥が震えるような衝撃でした。

先生の言葉によって、妻がずっと伝えたかった“あの3年間の尊さ”が、初めて、胸の奥で結びついたのです」

「配信された、私の党員向けの講演」は、参議院議員会館で行われた、参政党向けのものでした。

私の講演が、引き金を引いた感じですが、「奥さん」が伝えようとしていたこと。0歳、1歳、2歳の喋れない子どもたちも、ずーっと、父親に伝えようとしていたことが、初めて、この人の、胸の奥で結びついたのです。

そこなんです。今、この国で起こらなければいけないことは。

そして、手紙は、こう締め括られます。

「この3ヶ月、私は軽井沢中を駆け回りました。

いてもたってもいられず、

  • 教育委員会
  • 小学校校長
  • 町内すべての公立保育園を訪ね、園長先生方の声を伺い続けました。

そして明日12/9の一般質問で、

● 親1日保育士体験制度

● 0~15歳児への月5万円給付(軽井沢モデル)

を正式に提案します。」

以前、松居和チャンネルの他の回(第55回など)で紹介した、西伊豆の、公立こども園の保育士たちが、「ママがいい!」を読んで、自分たちがやろう、と始めてくれた時もそうです。

「自分たちでやろう!」、と現場の保育士が立ち上がると、半年で、1日保育士体験、親全員、になる。

子どもたちの「存在意義」を伝えていくには、育てている人たちの心が、一つになることが、鍵なのです。

声が一番届きにくいのが、国会議員かもしれない。

届いているけど、党の「縛り」や対立、大人の利権争いの中で、身動きが取れなくなっている。

「逝きし世の面影」にある「子ども中心に生きていた」日本の社会が、利権や権力争いの狭間で、消えようとしている。

子どもを優先しない経済論と「超党派」で戦って欲しい。

「ママがいい!」という子どもたちの叫びの対極にあるのが、「誰でも通園制度」です。

何々党が言ったからダメ、とか、そういう稚拙な対立は、一度捨てて、縄文時代辺りに「共有していた」子ども、特に乳幼児を優先する「生き方」を思い出してほしい。

「授乳」の風景が、すべての道筋の根底にあるといいのです。

「女性たちが、超党派」で、というのが鍵なのかもしれません。

講演会のお知らせ

「ママがいい!」という子どもたちの叫びは、母親にとっての勲章です。その言葉に支えられる「人生」は、いい人生です。その対極にあるのが、政府の「誰でも通園制度」なのです。

(コメントから)

私は幼稚園の預かりを手伝っていますが、「ママがいい」と言う言葉を子ども達から聞くと安心します。「ママがいい」と言えないで、(自分の本当の気持ちを言えないで)いる子ども達に出会うたびに切なくなります。その事にお母さんが気付いて、お迎えに来た時に、その子をぎゅっと抱きしめて欲しいです。