松居和チャンネル 第128回は、
(テーマが) 子どもたちにとっての「環境問題」とは?
副題を: 経済より、道徳的な不安の解消が人生を鎮める、としました。

国は、「子ども・子育て会議」という業者や学者の集まりで、11時間保育を標準と決め、当然の結果として、保育士が不足すると、無資格やパートによる保育を合法化していった。「短時間勤務保育士活躍促進」などという馬鹿げた名前をつけ、やってはいけない規制緩和を、次々と行なった。
自ら選択肢を持たない子どもたちに対する、常軌を逸した「母子分離政策」は、「一億、総活躍」という閣議決定の中に組み込まれている。「活躍」という言葉を政府が使う時、そこには必ず「親子を引き離す」罠がある。
それが、この国の子どもたちにとって、取り返しのつかない「環境」になってきている。
11時間保育を許した「保育学者」たちは、保育科に来る学生の質が、倍率の出ない状況でどれだけ落ちているか、知っている。「資格」を与えてはいけない学生たちに「国家資格」を与えることによって、自分たちがどれほど無責任に、子どもたちを裏切っているか、知っている。
それでも「社会で子育て」などと、出来もしないことを言って、資格ビジネスにしがみつく。
保育という形をほとんどの子どもたちが通っていくこの国において、いまだに「専門家に任せておけば、発達にいい」ようなことを言い続け、012歳児からの「11時間保育」を辞めるように進言しない「保育学者」たちの確信的な裏切りが、いまの幼児たちにとっての環境汚染なのです。
未婚の母親から生まれる子どもが半数近くになっている欧米では、富の偏りによる「経済的不安」が社会全体を支配するようになり、「子育て」という男女の共同作業による「道徳的不安」の解消が困難になっている。このままでは、日本も、そうなる。
学校教育がなくても、「子育て」は成り立つ。しかし、子どもが親を育てられないと、義務教育は成り立たない。
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